【レビュー】ロジクール ERGO M575GR|トラックボールマウス初心者に最適
今回は僕が愛用しているトラックボールマウス『ERGO M575GR』について、基本的な情報から、実際に使ってみて感じた感想を紹介したいと思います。
トラックボールマウスというのは、マウス本体を動かして操作する(光学式マウスと言います)のではなく、ピンポン玉ほどの大きさのボールを指でコロコロ動かして操作するマウスです。
光学式マウスとは異なり、ガラス面やソファの上など普通は反応が悪くなるような環境でも利用できるし、PC以外にiPadにも対応しているので身の回りのデバイスをこれ1つで操作できます。これが本当に使いやすくて気に入っています。
なので今回は、「トラックボールマウスが気になる」という方に向けて、僕のおすすめのマウスについて紹介したいと思います。
ERGO M575GR について&買った理由
僕が購入した『ERGO M575GR』はLogicool(ロジクール)社が出しているトラックボールマウス。
「EROG M575」シリーズは3色展開で僕が持っている「M575 GR」はグラファイトカラーになります。(他にはブラック(M575S)とホワイト(M575W)があります。)価格は5,000円〜6,000円でトラックボールマウスの中では標準的な価格帯。
ちなみに、ロジクール社は1981年にスイスで創業した企業で、“今までには無いデザイン性と操作性を持ったパソコン周辺機器”を多く生み出しています。マウスやキーボードが有名ですね。(参考:ロジクール公式ホームページ)
公式ホームページでも「快適性が高まると、効率性も高まる」というコンテンツを作るほどの健康面に情熱を傾けていて、安心と信頼がおけるメーカーさんだと考えています。
ERGO M575GR を買った理由
僕が「ERGO M575GR」を購入した一番の理由は「腱鞘炎になりそうだった」ため。私は普段エンジニアとして働いており、業務時間中は常にマウスを使っているんですね。
初めはよくあるマウスを使っていたのですが、長時間使ってくると、手首のあたりが痛み出してきたんですね。いわゆる「腱鞘炎」になりかけているという状況です。
とは言っても仕事道具であるマウスを使わないわけにはいきません。何か解決する方法がないかなーとネットで調べたり、エンジニアの友達に聞いたりしたところ、「それならトラックボールマウスがおすすめ!」というような話を耳にしました。
そこからトラックボールマウスを使うようになりました。デザインもおしゃれで、他のマウスと比べても手を出しやすい価格だったのも魅力でした。
ERGO M575GR の特徴・仕様
ここからは仕様や特徴についてまとめたいと思います。
種類 | ERGO M575GR |
対応OS | Windows, Mac, iPad |
本体サイズ | 幅100mm 奥行134mm 高さ48mm |
センサー方式 | オプティカル |
電池寿命 | 24ヶ月 |
マウス重量 | 145g |
総ボタン数 | 5 |
チルト機能 | 無 |
接続方法 | Bluetooth / Unifyingレシーバー |
特徴①人間工学に基づいたデザイン
ERGO(エルゴ)という名前は「エルゴノミクス(人間工学)」からきています。人間工学に基づいたデザインで、幅広い手のサイズに自然にフィットするように設計されているそう。
実際に使ってみるとわかるのですが、手を添えるだけで快適に操作できるデザインなんですよね。自然と全てのボタンにアクセスしやすく、手の負担も少ない絶妙な設計です。
特徴②キー割り当てが可能
ERGO M575GRは専用アプリ「Logicool Option」を利用することで、キー割り当てができます。左クリック部分の横にある2つのボタンとスクロールホイールボタンに好きな操作を割り当てることができます。
僕は「コピー」「ペースト」「デリート」を割り当てて、マウス操作だけでテキストの編集等が行えるようにカスタマイズしています。
特徴③BluetoothとUSBの2系統で接続可能
ERGO M575GRはBluetoothに対応しているので、MacBookなどBluetooth対応のパソコンとならすぐに接続ができます。
Bluetoothが使えないパソコンの場合でも、USBポートにUnifyingレシーバーを挿し、専用アプリ「Logicool Option」で設定することでも接続できます。僕の主観ですが、レシーバー経由のほうが反応性はやや高いと感じました。
2系統あることで、1つのマウスでパソコンを2台使いたい場合でも、片方はBluetooth、もう片方はUSBレシーバーといった使い方ができてなにげに便利です。
実際に使ってみた感想
ここからは僕が使ってみた感想(良い点・惜しい点)を書いていきます。
結論から言うと「買って良かった!」の一言で、長時間操作しても腕への負担がだいぶ軽減できたと感じています。使いこなせるかどうか不安だったのですが、今ではトラックボール意外のマウスに違和感を感じるようになっています。
長時間マウスを使って作業をする方には特にオススメしたいですね。
腕への負担がかなり軽減される
買ってよかった一番のポイントは、「腕への負担がかなり軽減されること」ですね!
光学式マウスでは腕や手首を動かして操作するのが当たり前でしたが、トラックボールマウスなら親指操作だけでOK。なので、腕にかかる負担をかなり軽減することができます。
特に僕は1日に8時間以上はマウスを使った作業を行うので、その効果はかなり感じています。仕事中に右手の手首に違和感を感じることはかなり減りました。
ボール操作には慣れが必要
親指だけで操作できるのは楽ではありますが、細かい調整が慣れるまでは難しく感じます。繊細なカーソル移動を好む人には、逆にストレスを感じてしまうかもしれません。
実際に僕も、購入してから2ヶ月くらいは親指でボールをぐりぐりする操作に慣れず、「普通のマウスの方が使いやすかったなぁ」と感じていました。
僕の場合、ボールを転がしたときのポインタの動く速度が速すぎると使いづらく感じました。この速度の設定を変更してからは、使っていくうちにどんどん操作に慣れてきて、今は使いづらいと感じることは無くなりました。
マウスホイールは静音機能があればよかった
ロジクールのマウスには、「MagSpeed電磁気スクロールホイール」という1秒間に1,000行スクロールできるほどスムーズに回転するマウスホイールが採用されているものもあります。
僕が今まで使ってたマウス(MX1700GR)にも付いてました。これがすごく快適でシャーーーっととても気持ちよくスクロールができるんですよね。
残念ながらERGO M575GRにはこのマウスホイールは採用されていません。なので、今までこの感覚に慣れている人はスクロールに違和感を感じるかもしれません。
おわりに
ずっと気になっていたトラックボールマウス。実際に使ってみてハマる人が多いのも頷けるなと感じました。
今回購入した製品はトラックボールの中でも割と入門用といった位置付けなので、僕のように初めて手を出すにはちょうどいいバランスだなと思います。気になった方は是非。
ちなみに、同じロジクール製品で「ERGO M575GR」の上位機種『MX ERGO』もあります。こちらもとても完成度が高く、スタイリッシュなんですよね。今回は値段の関係で見送りになりましたが、いつか欲しいなぁと思います。